【U-15深川】タイ遠征6日目
【宿舎出発・ショッピングモール】
最終日は少しゆっくりの起床。
遠征中お世話になり、すっかり慣れ親しんだ宿舎ともお別れです。
出発時、部屋の中がとてもきれいに整頓されていました。スタッフから細かい指示は出していなかったのですが、「来たときよりも美しく」が自発的に実行されており、選手たちの自立した姿に大変驚かされました。

バスで最初の目的地であるショッピングモールへ移動。グループに分かれて、自分たちで自由に食事をとりました。見慣れないメニューと言葉の壁に苦戦しながらも、なんとか注文。いざ届いてみたらイメージと少し違った選手もいたようですが、こういった出来事も海外ならではの良い経験です。

近くにあったガチャガチャコーナーでは、遠征の全日程が落ち着いたこともあり、大盛り上がりしてリフレッシュしました。
【タイの歴史と文化に触れる】
続いて、アユタヤ歴史公園へ。
象と一緒に写真を撮ったり、背中に乗って公園内を散歩しました。選手たちは、象に触れた際の質感や利口さにとても驚いている様子でした。

その後は、公園内にある「ワット・マハタート」を見学しました。タイで最も重要かつ象徴的な仏教遺跡の一つであり、仏陀の遺骨や灰の一部(仏舎利)を納めて祀った記念碑とされています。
1700年代のビルマ軍(現在のミャンマー)との戦争で破壊されてしまった歴史があり、遺跡内には首のない仏像がたくさん並んでいます。これは当時のビルマ軍が、顔に塗られていた金を持ち帰るためだったと言われています。

特に有名なのが、菩提樹(ぼだいじゅ)の根に抱かれた仏頭です。ビルマ軍の侵攻時に切り落とされて地面に転がっていた頭部を、長い年月をかけて菩提樹の根が自然に包み込み、ゆっくりと持ち上げたものだそうです。顔の正面だけが根に塞がれず、しかも垂直にまっすぐ前を向いた状態で固定されたことは、まさに奇跡的だと言われています。
通訳のエークさんからタイの歴史を教わり、選手たちも学びを深めていました。

【お土産購入・そして帰路へ】
夕方は、空港近くにある巨大ショッピングモール「フューチャーパークランシット」へ移動し、お土産の購入と夕食の時間をとりました。
これまでタイの食事にチャレンジしてきた選手たちですが、最後は日本食が我慢できなかったようで、ほぼ全員が牛丼屋さんに集結していました。タイでの牛丼は並盛が90バーツ(日本円で約430円程)と、日本より少し物価が安いようです。

その後、空港へ移動し、通訳のエークさんとお別れをしました。短い期間ではありましたが、選手・スタッフにとって慣れない海外生活を手厚くサポートしてくださったことに心より感謝いたします。

帰国時は台風の影響も心配されましたが、翌朝、無事に成田空港に到着し解散となりました。

今回のタイ遠征では『ピッチ内で質を求め続けること』、そして『ピッチ外では他人の気持ちを考えること』というテーマを掲げ、チームで協力してコミュニケーションを取り続けるという課題に向き合いました。
遠征の本当の成果は、この先の日常にどう活かしていくかで決まります。スタッフ一同、これからの彼らの成長を見守っていきたいと考えています。

出発前のホテルから最終日まで、毎日彼らの奮闘や変化を一番近くで記録し、こうして言葉にしてお伝えしてきましたが、少しでも現地の熱量や、選手たちが逞しくなっていく姿がみなさまに届いていれば嬉しく思います。
全日程のレポートにお付き合いいただき、そして日本からの温かいご声援、本当にありがとうございました。
FC東京U-15深川 トレーナー 松田敏治
◇【U-15深川】タイ遠征 出発~1日目
◇【U-15深川】タイ遠征2日目
◇【U-15深川】タイ遠征3日目
◇【U-15深川】タイ遠征4日目、5日目
